サステナビリティ

環境方針

環境方針

当社グループは、気候変動問題及び環境課題への対応が重要な経営課題のひとつであると強く認識しています。
パリ協定の枠組みや、日本政府による 2050 年カーボンニュートラル温室効果ガス排出量の実質ゼロを目標とする宣言のもと、持続可能な社会を実現する為に企業が果たすべき役割を認識し、事業活動を通じてこの課題解決を実現することが、当社グループの持続的成長に繋がると考えます。

以下を環境方針として、「サステナビリティ委員会」が取り組みの管理・運営を総括します。

  1. 当社グループは、自らの環境方針にもとづき、環境目的、目標を定め、定期的に見直しを行い継続的に改善いたします。
    事業活動に伴う環境側面を把握し、特に以下のような環境に与えるマイナスの影響の軽減に取り組みます。
    1)気候変動の緩和に向け、事業活動におけるエネルギー利用の最小化、再生可能エネルギーへの移行を進めることなどにより、2050 年にカーボンニュートラルを実現します。
    2)ライフサイクル全体での環境負荷低減に努めます。
    3)事業活動に伴う環境影響を把握し、環境汚染の予防に努めます。
    4)持続可能な資源の利用に向け、資源を有効利用し、廃棄物の削減、リサイクル、化学物質の適正管理に努めます。
    5)森林資源を活用する事業特性を認識し、森林資源の保護に取り組みます。
  2. 環境に優しいものづくりの仕組みを構築し、発展させます。
  3. これらの活動に関する情報を適宜開示し、ステークホルダーとの積極的なコミュニケーションに努めます。
  4. 当社グループが事業活動を行う全ての国および地域における環境関連の法令や自社が受け入れた原則等を遵守し、ポジティブな効果を得るために、全ての役員や従業員に環境方針を周知します。
    また、環境方針は当社ホームページを通じて、一般に公開します。

以上を実現するため、環境マネジメントシステムを構築し、目的および目標を定めて運用するとともに、継続的な改善に努めます。

2023 年8月
株式会社プロネクサス
代表取締役 上野剛史

環境マネジメントシステム

工場における環境マネジメントシステム(ISO14001)の維持・管理と活動

環境理念、環境方針を定め、それに基づいた環境保全活動をグループ全体で推進しています。

戸田工場では、環境マネジメントシステムの認証を継続維持するとともに、環境管理責任者をメンバーとした「環境委員会」を開催し、VOC(揮発性有機化合物)抑制や、生産工程で発生する様々な課題解決に取り組んでいます。主要資材である、用紙、印刷インキ、現像液、洗浄剤等については、削減と再資源化を進め、2010年の工場稼働以降、ゼロエミッション(再資源化率)99%以上と、100%に近い水準を維持しています。印刷工程で排出される断裁屑は、集塵機で収集・圧縮し、リサイクルに活用しています。有機溶剤については、労働安全衛生法の改定に伴うリスクアセスメントを実施し、リスクと防止対策を社員に周知することで社員の健康管理、良好な職場環境を維持しています。

また、環境配慮型製品を積極的に導入し、FSC®の森林認証制度の認定を継続運用し、お客様にFSC®認証紙の使用を推奨しています。印刷インキは、植物油由来の環境配慮型インキの使用を前提とし、また、NON-VOCタイプのUVインキを使用することにより、VOC抑制がさらに進んでいます。

省エネルギー面では、電力監視ソフトによる使用電力の「見える化」と電力量コントロールを行っています。稼働停止・待機状態にある設備の電源オフ徹底、不要なエリアの消灯や照明器具の削減に加え、設備の運用方法の見直し等によりロスを削減しています。

  • FSC®の森林認証制度:FSC®認証は、世界に責任ある森林管理を広めるための森林認証制度です。

再資源化率、エコインキ・エコ用紙使用率

2019/3期 2020/3期 2021/3期 2022/3期 2023/3期
再資源化率 99.5 99.4 99.4 99.4 99.4
エコインキ使用率 98.4 97.6 97.8 97.2 97.0
エコ用紙使用率 77.5 79.0 81.6 81.7 83.0