経営戦略 社長メッセージ

代表取締役社長 上野 剛史
代表取締役社長 上野 剛史

当社は1930年に株券印刷の専門会社として創業したのち、ディスクロージャー・IR支援のリーディングカンパニーとして成長してまいりました。現在では、上場企業の株主総会や決算開示、IPO・ファイナンスなどを支援する「上場企業ディスクロージャー関連」、上場企業のIR支援やWeb事業、セミナー事業を中心とした「上場会社IR関連等」、投資信託・J-REIT等の開示を支援する「金融商品ディスクロージャー関連」、そして企業情報や経済統計等のデータベースを販売する「データベース関連」の4つの製品区分でビジネスを展開しています。

現在の事業の中核は、上場企業や金融商品のディスクロージャーを支えるシステムサービスやコンサルティングサービスです。「働き方改革」によりお客様企業において実務効率化が求められ、これに寄与する当社サービスの需要が高まっています。
またコーポレートガバナンス・コードが求める企業と投資家の対話充実や、外国人投資家の増加に対応したIR支援サービスもきわめて需要が旺盛です。当社ではWeb・英文翻訳・バーチャル株主総会支援など、これらのサービス体制の強化をはかってまいりました。

こうした取り組みにより、2021年3月期における当社連結売上高の55%は「非印刷」が占めています。ディスクロージャー・IR分野の電子化は今後も加速していくことが確実であり、「非印刷」サービスの拡充が重要な成長ドライバーになると考えています。

当社は2030年に創業100周年を迎えます。これに向けて当社では経営理念を刷新いたしました。従来は「ディスクロージャー・IRの実務支援」に限定していた事業ドメインを「情報コミュニケーション」と「ドキュメンテーション」に拡大し、100周年に向けて「世界で類のない、専門性に特化したニッチトップ企業グループ」を目指すことをビジョンとして明確化いたしました。

当社はこのビジョンのもと、現在の事業基盤をさらに強化しつつ、新たな事業領域にもチャレンジしてまいります。株主・投資家の皆様には引き続きご支援・ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。